2023.02.15

製材工場 改修工事中

米澤製材所では、現在製材工場の改修工事を実施しております。

兼ねてより製材していた構造用製材は、「目視等級区分」という、節や年輪の目視確認結果に基づいて材料強度を判定するものだったのですが、今回、新たな設備導入により、更に具体な強度が測定・明示できる「機械等級区分」の製材を行うことができるようになる予定です。

機械等級区分では、材料のヤング係数と含水率が機械で測定され、結果に応じて木材が6段階に区分されます。これにより、詳細な構造計算が必要な建築物にも、弊社の木材を使用することが可能となります!

材料の強度・含水率を測定するグレーディングマシン

国においては、『2050年カーボンニュートラルの目標』に向けて、様々な施策が実施される中、森林・林業・木材産業分野においては、「通称:都市(まち)の木造化推進法」が施行から1年を迎え、中高層建築物の木造化が強く推し進められております。

既に全国各地では、純木造の高層ビルや、木造と他の構造のハイブリッドにより中高層建築物が建築されるなど、木材利用の機運の高まりが感じられます。また富山県内においても、民間企業での木造建築物の計画が複数行われており、今後も機械等級区分の構造用製材需要はますます高まることが期待されます。

近い将来、弊社の製材した材が多くの建築物に利用される日を夢見ながら、今日も大工さんや業者の皆様の丁寧なお仕事により、改修工事が着々と進められております。

古くから使われる構造材と新しい仕上げ材が共存する趣深い空間となりそうです

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